来月復活するガールズケイリンがヤバすぎる件
このブログもちきりんさんの4倍ぐらい読みやすい文章を書けたらなと思う今日この頃です。
さて、来月、48年ぶりにガールズケイリンが復活する。
まあ、要するに女性選手が走る競輪なわけだが、これが思いのほか面白そうなのだ。
まずはどんな選手がいるのか一覧をみてほしい。
ひとり、なぜか、いや、これはどうみてもおっさんだろうという選手がまじっている。
加瀬 加奈子だ。
いや、まじでびっくりした。ぼくは、昨日、函館競輪の高松宮記念G1を見に行って、
そこでガールズケイリンのパンフレットをもらったのだが、そっちのプロフィール画像はもっと凄まじい。
最初、みたとき、こんな化け物みたいな女がいるのかと驚いたりは全くしなくて、たんに、なんでここに男の写真も載っているのだろうと不思議に思った。
明らかにわざとそういう写真を選んで載せているとしか思えないから、確信犯なのだろう。
なんでも、加瀬 加奈子はガールズケイリンの選手の中でも最強らしい。
女の戦いは見た目でほぼ勝負が決まるというのは競輪の世界でも変わらないということだ。
他にも後閑 百合亜という群馬の選手がいて、もしやと思って聞いたらやっぱり後閑信一という有名競輪選手の娘らしい。他にもそういう選手は何人かいて、結論としてはガールズケイリンは見た目と血筋が重要ということになる。
さて、このガールズケイリンはルールの上でも普通の競輪とは異なっている。
なんと、他の選手とチームを組んではいけないのだ。どういうことか?
知らない人のために説明すると競輪というのは特殊なレースで、あくまで個人単位で競争するレースなのにも関わらず、他の選手と組むことが許されているのだ。
そこが、同じほ乳類のレースでも人間様よりは知能に劣る動物が走る競馬との違いだ。
どういう選手と組むのかも含めて予想するのが、ギャンブルとしての競輪の楽しみでもある。
このレースごとに臨時にできるチームのことをラインという。通常は南関東ラインとか九州ラインとか出身地ごとにラインを組む。近い地域がいない場合はだれか他の孤独な選手同士で組んだりとか、同期で組んだりだとかする。これはもはや公然とおこなわれていて、スポーツ新聞の予想でも事前に選手のインタビューでだれと組むかというコメントが載っているし、競輪中継でも解説者は当然のように今回のレースのラインを説明する。
ちなみに競輪でラインを組む理由は単純で先頭を走ると空気抵抗があってエネルギーを消耗するからだ。カーレースのマンガでよく出てくるスリップストリームである。だから、みんなだれかの後ろを本当は走りたい。それも早く走ってくれるひとのうしろを走りたい。
そういうわけでスタミナがあって早く走る選手の後ろに背後霊のようにひっつき、寄生だけするのもなんなので、後ろから追い抜いてこようとする別のラインがいたら、邪魔をしてあげて先頭選手を助ける、これが競輪のラインの基本なのだ。
というわけでラインというのは選手同士のある種の談合なのだが、とはいっても本来は競争相手なので、最後はラインにいる選手同士も一着を目指して騙しあうことになる。だから、ラインの後ろの選手は先頭の選手ができるだけ長い間速度を出して先導してくれて、最後はバテテくれるのが嬉しいし、先頭の選手はそうはさせまいと力を温存しようとする。
ところがガールズケイリンではこういったラインを組んだチーム戦みたいな行為が、基本的には認められていないのだ。あからさまにチームを組んだり、相手のチームを妨害したりすると失格になるというのが従来の競輪との大きな違いだ。
えーーーー。なんでだよ。国際ルールつまんない。ヨーロッパライン対アジアラインとか、キリスト教ライン対イスラム教ラインとか見てみたいじゃん!米国選手なんだけど今回はヒスパニックラインとか。
ちなみに国際戦ということだと、日韓で年に一回交流レースをやっているらしい。
これがすごくてなにしろ韓国は反日の国。日本に勝つのが生き甲斐みたいなところだから、韓国ラインの団結力はすさまじい。先頭の選手がスタミナ切れになることを覚悟で全力で走って使い捨て、つぎに2番目の選手が同じことやって使い捨てられる。そのつぎ、みたいに2段ロケット、3段ロケットみたいな方法で最後の選手で日本を破って優勝させるみたいな作戦をとってくる。
競輪ファンもわかっているからそれ前提でレースの予想をするからギャンブルとしても問題ないらしい。
そんなんじゃ韓国が有利すぎるだろうと思ったら、まだ、日本の競輪選手のほうが地力で勝っているので、それでも優勝選手は日本からでるそうだ。
・・・・。
やっぱ、国際ルールはあんまり憎しみとか生まないようにラインは禁止が正しいかもね。
ガールズケイリンもねー、女同士の談合って怖そうだしね。
そんじゃーね。